アジア株 上昇の勢い続かず、トランプが沈静化図るも市場は疑心暗鬼 上海株マイ転
アジア株 上昇の勢い続かず、トランプが沈静化図るも市場は疑心暗鬼 上海株マイ転
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 21865.65(+303.33 +1.41%)
中国上海総合指数 3298.40(-1.36 -0.04%)
台湾加権指数 19390.42(+596.99 +3.18%)
韓国総合株価指数 2512.82(+26.18 +1.05%)
豪ASX200指数 7933.60(+116.90 +1.50%)
アジア株は軒並み上昇、今週もトランプに振り回される。
トランプ米大統領はパウエルFRB議長に不満を抱いているものの解任するつもりはないと発言。1度もそんなことはなかった、マスコミは勝手に報道するものだとコメントしている。マスコミのせいにして市場混乱の沈静化を図った。
トランプ発言を受け金融市場に安堵感が広がっている。時間外で米株が大幅上昇しておりアジア株も連れ高となっている。また、米中貿易摩擦緩和期待も広がっている。トランプ氏は中国との協議は順調に進んでおり、最終的に対中関税を引き下げることを示唆。対中関税は「大幅に」引き下げるだろう。ただ、ゼロになることはないだろうと述べた。
ただ、マーケットは二転三転するトランプを信じていない。ひとまず安堵感は広がっているものの、上昇し続けるかは微妙なところだ。アジア株は高値更新後は上げを縮小している。
香港株は大幅続伸。一時、約3週間ぶりに2万2000ポイント台を回復した。アリババやシャオミ、テンセントホールディングス、快手科技、レノボ、バイドゥなどハイテク関連が総じて上昇。医療品や自動車、カジノ関連も上昇している。
上海株は3営業日続伸して始まったが、その後はマイナス圏に転じている。
豪州株は3週間ぶり高値をつけている。エネルギーやハイテク、不動産が軒並み上昇している。一方、金鉱株は大幅下落している。トランプの発言で市場に安堵感が広がっておりドルが買い戻されていることから、代替品としての金相場が時間外で大幅下落している。
台湾株は大幅反発。ナスダック先物が大幅上昇していることを受け半導体関連がほぼ全面高、TSMCは4.6%高と大幅反発。

執筆者 : MINKABU PRESS
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