円買い優勢、ドル円はこの日の安値を小幅に更新=東京為替概況
円買い優勢、ドル円はこの日の安値を小幅に更新=東京為替概況
円買い優勢。ドル円は、昼過ぎにかけて日経平均の大幅安やトランプ米大統領の関税政策への警戒感からリスク回避の円買いが優勢となり、一時147.45付近まで下落した。下げ一服後はやや値を戻したものの、日銀の追加利上げ観測なども重石となり、東京終盤にはこの日の安値となる147.43付近まで下値を広げた。ただ、日本時間今夜に2月の米雇用統計の発表を控えていることから、動意は限定的となった。
ユーロドルは堅調。米10年債利回りの低下からドル安傾向となり、午後に一時1.0820付近まで上昇した。
ユーロ円はもみ合い。昼頃かけてドル円につれ安となり、一時159.28付近まで下落する場面があった。しかし、対ドルの上昇を支えに下値は広がらず、前日終値を挟んで方向性の定まらない動きが続いた。
リスク回避ムードの高まりを受けて、リスク動向に敏感なオセアニア通貨が大きく売られた。豪ドル円は一時92.89付近まで、NZドル円は一時84.19付近まで水準を切り下げている。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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