米債利回り、朝はいったん上昇も、その後下げる=米債券概況
米債利回り、朝はいったん上昇も、その後下げる=米債券概況
米債利回りは前日の海外市場でメキシコ・カナダへ3月4日に関税を発動する方針を示し、中国へも関税率引き上げを示したことでのリスク警戒の債券買いから、28日東京午前まで利回りの低下(債券価格上昇)が見られた。ロンドン市場に入ると利回りが反発。米PCEデフレータ前後まで上昇が続き、ベンチマークとなる10年債利回りは前日終値前後での水準を超えて4.2749%を付けた。その後はじりじりと利回りが低下。東京市場の水準を割り込み、一時は4.20%も下回って4.1912%を付けた。メキシコが対中関税強化方針を示し、米国の関税賦課を回避する可能性が高まったことなどが好感された。
米国債利回り(NY時間17:57)
2年債 3.985(-0.066)
10年債 4.204(-0.056)
30年債 4.487(-0.044)
期待インフレ率 2.368(+0.008)
※期待インフレ率は10年債で算出
各国10年債
ドイツ 2.406(-0.007)
英 国 4.482(-0.030)
カナダ 2.899(-0.066)
豪 州 4.294(-0.044)
日 本 1.371(-0.001)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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