ドル円は下に往って来い、午後に一時150円台を回復=東京為替概況
ドル円は下に往って来い、午後に一時150円台を回復=東京為替概況
東京終盤のドル円は下に往って来い。ドル円は、東京朝方に発表された2月の東京消費者物価指数(CPI)の市場予想を下回る結果を受け、円売りが優勢となり、一時150.15付近まで強含んだ。しかし、その後は日経平均の大幅安などからリスク回避の円買いが優勢となり、朝方の高値から1円以上の円高水準となる149.10付近まで下落した。
午後にかけては下げが一服。トランプ米大統領の関税政策を受けた米インフレ懸念によるドル買いが優勢となり、午前の下げを帳消しにして、一時150円台を回復した。トランプ米大統領は3月4日にカナダ、メキシコに対する関税を発動、また中国に対しても10%の追加関税を課す方針を示しており、世界貿易摩擦への警戒感が広がっている。
ユーロドルはこの日の安値圏でもみ合い。ドル高の流れを受けて午前に一時1.0381付近まで下落したあと、戻りは限定的となった。
ユーロ円は下げ一巡。ドル円同様に午前に円高に振れ、一時154.80付近まで水準を切り下げた。しかし、午後は午前の下げを帳消しにして、155.80台まで戻す場面があった。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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