ドル円、149円台半ばに上昇 値ごろ感の買い戻し=NY為替序盤
きょうのドル円は買い戻しが優勢となり、149円台半ばに上昇している。前日発表の米経済指標が予想外の弱さとなったことから、ドル円は一時148円台に下落していた。12月初めにつけた直近安値148.65円にも顔合わせしたが、さすがに値ごろ感の買い戻しが入っている状況。
米下院が25日の本会議で、2026会計年度(25年10月-26年9月)の予算決議案を賛成多数で可決したことで、米国債利回りの上昇と伴にドル買いが出ており、ドル円の買い戻しに繋がっているようだ。予算決議案は予算の大枠となるもので、トランプ大統領が公約に掲げていた減税措置延長に向けて、早期行動の可能性は高まった。
ただ、ここ数日の下げでドル円の下値警戒感はさらに高まっている。オプション市場ではドル円の下落を想定した取引が活発化しており、向こう1カ月間に146円台に下落するリスクを織り込む動きまで出ている状況。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は149円に観測されている。
26日(水)
149.00(10.6億ドル)
27日(木)
150.00(19.1億ドル)
28日(金)
150.00(9.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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