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ドル円、方向感のない展開 下向きの流れは継続=NY為替概況

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ドル円、方向感のない展開 下向きの流れは継続=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は151円台に値を落としたものの、終盤になって152円近辺まで戻している。イベントを通過して次の材料探しになっている中、本日は方向感のない展開が続いた。ただ、本日152.70円付近に来ている200日線を下放れる展開が見られており、下向きの流れは継続。先週は200日線を回復する場面も見られていたが、週後半に売りが強まり、1月中旬からの下げトレンドを継続。2月7日安値の150.95円付近が目先の下値メドとして意識されるが、節目の150円に向かって下値を掘り下げるか、注目の動きが見られている。

 本日も円高がドル円の上値を圧迫していたが、東京時間に日本の10-12月のGDP1次速報が発表になっていたが、予想を上回る内容となった。省エネ家電の販売増などが個人消費に寄与したほか、半導体関連を中心に設備投資も堅調だった。金曜日に公表される1月の全国消費者物価も高めの数字が予想される中、日銀の早期利上げ期待がさらに裏付けられる。

 ユーロドルは戻り売りに押され、一時1.04ドル台半ばに下落。先週は一時1.05ドル台を回復し、1月高値に顔合わせしたものの、1.05ドル台に入ると上値抵抗も強まるようだ。ただ、ユーロは過小評価されていると見解も増えつつある模様。

 米大手銀の2月のファンドマネジャー調査によると、ユーロが過小評価されているとの見方を示す投資家の割合が2023年4月以来、約2年ぶりの高水準となった。

 2月調査では正味28%の投資家がユーロは過小評価されていると考えており、1月調査の18%から上昇。一方、ポンドも過小評価されているとみられているが、投資家の確信度は低い。正味8%の投資家がポンドは過小評価されているとしており、1月の17%から低下した。

 ポンドドルは1.26ドルを挟んで方向感のない展開。ストラテジストからは、英労働市場の低迷を示す証拠が積み重なれば、ポンドは下落の可能性があるとの指摘も出ていた。本日は10-12月の英雇用統計が発表になっていたが、賃金上昇率は加速。しかし、同ストラテジストは、賃金はデータが示すほど堅調ではない兆候があると指摘。英人事管理協会(HRMC)のデータによると、1月の賃金上昇率は大幅に鈍化していた。一方、PMIの雇用指数、KPMG/REC求人調査、英中銀意思決定者パネル調査では、雇用市場の減速が示されている。労働市場の軟化を示すさらなるデータが示された場合、英中銀の追加利下げ期待が高まる可能性があると指摘している。

 これによりポンドドルは現在の1.26ドル台から第3四半期にかけて1.20ドルに向かっての下落を引き続き予想しているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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