午後はややドル買い優勢、ドル円は152円半ばまで戻す=東京為替概況
午後はややドル買い優勢、ドル円は152円半ばまで戻す=東京為替概況
東京終盤はややドル買い優勢。ドル円は、午前に円高方向に振れ、昨年12月12日以来およそ2ヶ月ぶりの安値となる151.82付近まで水準を切り下げた。田村日銀審議委員が長崎県金融経済懇談会で「2025年度後半には少なくとも1%程水度まで利上げが必要」などと発言したことを受けて、日銀による早期の追加利上げ観測が強まり、円買いにつながった。
しかし、午後にかけては下げが一服。米10年債利回りの上昇を受けたドル買いに支えられ、152円半ばまで戻した。田村日銀審議委員は午後に「次の利上げの時期は予断もっておらず特段考えていない」などとコメントしたが、市場の反応は限定的。
ユーロドルは午後のドル高傾向を受けて、一時1.0385付近まで下落した。
クロス円はおおむね下げ一服。ユーロ円は午前に一時158円割れに沈んだあと、午後は158円台前半で小動きとなった。日本時間今夜に英中銀(BOE)政策金利の発表を控える中、ポンド円は190円台前半で推移した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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