ポンド、意外な避難先として浮上も=NY為替
きょうのポンドドルは下に往って来いの展開が見られており、トランプ関税で一時1.22ドル台まで急速に下落したものの、1.24ドル台に買い戻される展開。本日の21日線が1.2350ドル付近に来ているが、その水準を一旦下回ったものの再び回復している。
ただ一部からは、トランプ関税をめぐる世界的な金融市場の動揺から、ポンドが意外な避難先として浮上しているとの指摘も出ている。ポンドは一旦ドルに対しては下落したが、伝統的な避難先である円を除く他の主要通貨に対しては上昇し、対ユーロでは8日連続で上昇している。これは2021年以来の最長記録。
ストラテジストは「ポンドが好調なのはトランプ政権が英国を関税の対象から外しているためだ」と述べている。「英国とEUの関係が改善すれば、英企業の設備投資の見通しがさらに好転し、ポンドと英国の金融市場にとって好ましい兆しとなる」と述べている。
GBP/USD 1.2401 GBP/JPY 192.16 EUR/GBP 0.8297
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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