ドル円、150円付近 下げ渋るも積極的な買い戻しの雰囲気まではない=NY為替序盤
本日から師走相場に入ったが、為替市場はドル買いの動きが優勢となっている。ドル円は先週末に150円を割り込んでいたが、一時150円台に戻す展開が見られた。ただ、積極的に買い戻しを試そうという雰囲気まではなく、150円ちょうど付近での推移に留まっている。
日銀の植田総裁が追加利上げのタイミングが近づいていると述べたことに敏感に反応していた。ただ、概ね金融政策の情勢に変化はない。日銀は12月か1月の追加利上げが有力視されているものの、どちらになるかは不透明。総裁の発言から12月の可能性も市場は見ている状況。一方、FRBは利下げの方向性は維持しているもののペースについては慎重になっている。
本日はこのあと日本時間0時にISM製造業景気指数が発表されるほか、ウォラーFRB理事とウィリアムズNY連銀総裁が講演を予定。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150.50円に観測されている。
2日(月)
150.50 (5.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。