ドル円は朝方ドル売り円買いも、その後反発、イベント前の調整意識=東京為替概況
ドル円は朝方ドル売り円買いも、その後反発、イベント前の調整意識=東京為替概況
ドル円は昨日、市場予想通り据え置きを決めた日銀金融政策会合後の植田日銀総裁会見が、これまでの時間的余裕について修正するなど、ややタカ派的との印象を与えたことからの円買いなどから海外市場で軟調。一時151円80銭台を付けた。
東京朝は152円00銭台でスタートし、序盤はドル売り円買いが継続。一時151円79銭と前日の安値を割り込む場面も見られた。
寄り付きが576円安、すぐに800円超の下げとなった日経平均の動きを見たリスク警戒の円買いもドル円の上値を抑える展開となっていた。もっとも、10時過ぎごろからドル買い円売りが強まり午後にかけては上値トライの流れが継続。午後に152円65銭を付けている。日経平均が大引けで1000円超の下げになるなど、株安の
動きは午後に入っても継続したが、それ以上に米雇用統計や来週月曜日の日本の祝日、さらには火曜日の米大統領選を前にしたポジション調整意欲が強かったとみられる。
ユーロドルは1.08台後半推移が続いた。朝からのレンジは18ポイント。ドル安の中、昨日は1.08台後半を付けたが、1.09超えに慎重で動きが抑えられてい
る。
ユーロ円はドル円の上昇もありしっかり、午後に165円96銭まで上昇。昨日はロンドン市場で165円割れを付けた後、対ドルでのユーロ買いに166円30銭台を付けたが、NY市場で165円00銭台を付けるなど、売りが優勢となっていた。今日は朝方少し上値が重かったが、ドル円の上昇もあり、しっかりとなった。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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