【海外市場の注目ポイント】英中銀MPCなど
日本時間午後8時に英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や声明、議事録が発表される。市場では政策金利は現行の5.00%に据え置かれることがほぼ確実視されており、声明や票の分かれ具合が焦点になっている。前日に8月の英消費者物価指数が発表されており、総合の前年比の伸びは前月から横ばい、コアの前年比の伸びは15カ月ぶりに加速、サービス価格の前年比の伸びは7カ月ぶりに加速した。特にサービス価格の前年比の伸びは高い水準にあり、インフレ圧力が中期的に持続するリスクが警戒され、政策金利の据え置きが圧倒的多数で決まるようであれば、追加利下げの思惑が後退し、ポンドが買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数も発表される。大方の予想が0.0となっており、前月のマイナス7.0を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられている。
さらに、日本時間午後11時には8月の米景気先行指数や8月の米中古住宅販売件数の発表も予定されている。8月の米景気先行指数は、大方の予想が前月比0.3%低下となっており、前月比では6カ月続けて低下すると見込まれ、8月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算390万戸となっており、前月の同395万戸を下回り、2カ月ぶりに減少するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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