中銀の利下げ観測の高まりでユーロ建てのCDSが低下=NY為替
きょうのユーロ円はドル円に沿った値動きをしており、162円台まで買い戻されていたものの、再び売りが強まり、一時160円台に下落する場面も見られた。ユーロ円は円高の動きから上値が重くなっているものの、ユーロ自体は堅調な値動きをしている。
FRBが先週のジャクソンフォールで利下げ開始を示唆している一方、ECBも9月の追加利下げが確実視されている。その中で、ユーロ建てのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のコストがここに来て低下している。
中銀の利下げを控えた楽観的な見方が投資家のリスク許容度を高めている半面、ロシアやウクライナ、中東における地政学的リスクによって、ポジティブなセンチメントは弱まっている。差し迫った米利下げに関連した楽観的な見方は、地政学的リスクの高まりを巡る不確実性によって弱まっているという。
EUR/JPY 161.01 USD/JPY 143.98 EUR/USD 1.1183
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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