ユーロドル、上向きの流れは変わらず=NY為替
この日発表の米小売売上高を受けてユーロドルは戻り売りが強まり、一時1.09ドル台半ばまで下落した。ECBよりもFRBの方が利下げペースが速いとの見方から、このところのユーロドルは買いが優勢となり、心理的節目の1.10ドル台を回復している。
一時1.1050ドル付近まで上昇し、今年の下げを取り戻していたが、米小売売上高の発表で一旦止まっている。しかし、下値での押し目買い意欲は強いようで、再び1.10ドル台を試す雰囲気も見られている。
オプション市場ではユーロドルの上昇に賭ける需要が高まっている。1カ月物のリスクリバーサルは2022年以来のプラスに転じ、上値追いを支持する傾向を示している。上値への意識に変化はないようで、一部からは1.12ドルまでの上昇の可能性も指摘されているようだ。
EUR/USD 1.0988 EUR/JPY 163.59 EUR/GBP 0.8541
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。