英CPI、9月利下げ期待をやや高める サービス価格は伸び鈍化=NY為替
きょうの為替市場でポンドドルは堅調に推移。この日の米消費者物価指数(CPI)を受けて一旦ドル買いが優勢となったものの、次第にドルは売りが優勢となり、ポンドドルも1.28ドル台半ばに上昇している。前日に上抜いた21日線は維持されており、1.30ドルを目指す展開になるか注目される。
ロンドン時間に7月の英消費者物価指数(CPI)が発表され、前年比2.2%上昇と6月の2.0%からやや伸びが加速した。ただ、英中銀が注視しているサービス価格は5.2%と2022年5月以来の水準に鈍化した。英中銀の見通しである5.6%よりも低い。
英中銀や多くのエコノミストはサービス価格の鈍化が続き、それがインフレを来年末にかけて英中銀の目標に戻ることを促し、利下げを継続できると予想している。次回9月については利下げを期待する向きは半分に満たないが、本日の英CPIを受けて前日よりは可能性を高めている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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