ドル売り強まりドル円も156円台に下げ加速 ポジション解消の動き活発化=NY為替序盤
きょうの為替市場はドル売りが強まっており、ドル円も156円台まで下げを加速させている。ドル売りもさることながら、円の買戻しも強まっており、ユーロ円やポンド円といったクロス円も下落。市場全体的に大きな巻き返しの動きが見られており、これまで積み上がった円ショートの巻き返しが強まっている模様。
前日の米小売売上高は堅調な米個人消費を示したものの、為替市場のドル買いの反応は一時的だった。市場はFRBの利下げに楽観的になっており、短期金融市場では9月利下げの可能性を完全に織り込む動きが出ている。また、円相場に関しては財務省による連日の介入がロング勢の上値追いの心理を圧迫しているようだ。そのような中で一旦これまでのポジションを解消しようという動きが活発化しているのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155.75円に観測されている。
17日(水)
155.75 (ドル7億4400万)
18日(木)
158.00(36.9億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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