カナダ、本日のCPIは来週の利下げ示唆との見方=NY為替
きょうのカナダドルは対ドルでは売りが見られたものの、対円では方向感のない展開が見られている。本日の為替市場はドル買いが優勢となる中で、ドルカナダも一時1.37加ドル台まで上昇したものの、後半になってドル買いが緩んでおり、1.36加ドル台に戻している。一方、カナダ円は115円台後半での振幅が続いている。
本日はカナダの6月の消費者物価指数(CPI)が発表になっていた。来週のカナダ中銀の政策委員会の動向を巡って注目されたが、エコノミストからは、カナダ中銀が好むCPIトリム値と中央値は2ヵ月連続で目標を上回るペースで上昇したが、最新のインフレデータには勇気づけられる理由があり、来週は追加利下げが実施される公算が引き続き大きいという。
トリム値も中央値も2%目標と一致するペースを上回って推移しているが、5月よりは鈍化していると指摘。失業率の急上昇や賃金上昇圧力の低下を示唆する景気見通しから、カナダ中銀はコアインフレが低下し続けることを確信しているはずだと指摘している。
USD/CAD 1.3677 CAD/JPY 115.84
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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