ドルカナダは1.36ドル台で振幅 カナダの個人消費の弱さを過小評価との指摘=NY為替
きょうのカナダドルは膠着した展開が続き、ドルカナダは1.36ドル台での振幅が続いた。カナダ円は118円台まで戻していたが、NY時間に入って117円台に伸び悩む展開が見られている。
市場はカナダの個人消費の弱さを過小評価しているとの指摘が出ている。投資家はFRBとカナダ中銀の金融政策に大きなかい離があるとは考えておらず、高金利がカナダ経済に与える影響を過小評価している可能性があるという。短期金融市場ではFRBとカナダ中銀が今後2年間で6回の利下げを行うと予想している。
長期間におよぶ高金利がカナダの個人消費に及ぼす影響について、米国よりも深刻な形で重くのしかかると主張。また、しばらくの間、住宅市場は低迷から抜け出せなくなる可能性があるとも付け加えた。また、カナダ中銀は頻繁に利下げを行い、金利見通しの見直しを市場に迫ると予想している。
USD/CAD 1.3640 CAD/JPY 117.88
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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