ウクライナ、ロシアはまだ和平案に返答していない
ウクライナは、イスタンブールで提示さした和平案にロシアはまだ返答していないと述べた。ウクライナのシビハ外相がキーウでのリトアニア外相との共同会見で発言した。
シビハ外相は、ロシアが一連の最後通告を提示してきたとして、ロシアおよびモスクワを支持する他国に対する圧力強化の必要性を訴えたほか、次のEUの制裁パッケージについて「強力であるだけでなく、破壊的なものにすべきだ」との期待も表明した。
EUへは、ロシアのエネルギー、シャドーフリート(制裁逃れの船団)、銀行システム、制裁回避行動を標的にすべきと要請。さらにロシア産原油の価格上限を1バレル30ドルに引き下げるようG7諸国に改めて要請した。
一方、リトアニアのブドリス外相は、ロシアへの制裁強化の余地が同盟国側にはあると述べ、次のステップは米国と連携して進める必要があると強調した。ブドリス外相はまた、ロシアのプーチン大統領に停戦と和平プロセスへの合意を促すべきだと語り、最近のウクライナによるロシア軍機への攻撃は、ロシアが脆弱になっている証拠を示しているとも述べた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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