小反落、堅調な米雇用統計が戻りを抑制=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=75.53(-0.02 -0.03%)
ニューヨーク原油の期近は小反落。5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+27.2万人と、市場予想の+19.0万人を大きく上回ったことから、米政策金利の長期据え置き観測が強まったことが重し。高水準の金利負担が長引くことによる景気悪化が警戒された。ただ、雇用が堅調な米国はドライブシーズン入りし、需給の引き締まりが期待されているため、下げ幅は限定的。
時間外取引から通常取引にかけて7月限は前日終値を挟んで売り買いが交錯。通常取引開始後に76.25ドルまで強含んだ後、引けに向けて75.21ドルまで弱含んだが、方向感は限定的だった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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