利下げは実施されるが、政治的リスクもある中でペースについては不透明=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は157円台前半での値動きが続いている。この日発表の4月のPCEデフレータを受けてドルが売られ、ドル円は一時156.60円付近まで下落する場面が見られた。しかし、下値での押し目買いも根強く、157円台に再び戻している。
FRBの利下げ期待は後退しているものの、年内までには1回か2回は実施されると見込まれており、他の中銀も日銀以外は利下げを開始すると見られている。ただし、利下げペースについては不透明感が強まりつつあるようだ。
今年は世界各地で選挙が行われるため、政治的リスクが景気見通しと中銀の引き締めサイクル終了への期待に暗雲を投げかけている。
USD/JPY 157.21 EUR/USD 1.0847 GBP/USD 1.2730
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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