円債利回り上昇などもあり、ドル円やや上値の重い展開=東京為替概況
円債利回り上昇などもあり、ドル円やや上値の重い展開=東京為替概況
先週のドル円は後半にかけてドル高円安が強まり、一時157円20銭前後を付けた後、157円00銭前後での推移となった。週明けも同水準でスタートしたが、徐々にドル売り円買いが強まった。週末に神田財務官が介入について「今後も必要に応じて、いつ何時でも適切な措置をとって参りたい」と発言したことなどが、介入警戒の円買いを誘った。
内田日銀副総裁がデフレとゼロ金利政策との戦い、終焉が視野に入ったとの見解を示し、今回こそはこれまでと違うと発言したことなども円買いにつながっている。
ドル円は昼前後に156円67銭まで下落。この後の英国、米国市場が休場となることもあり、その後はもみ合いに転じた。
欧州、米国での取引参加者が少ないこともあり、ユーロドルは1.08台半ば前後での落ち着いた動き。
ユーロ円はドル円の下げもあって少し調整売りが入り朝の170円40銭台から一時170円を割り込んだ。
ポンド円が朝の200円台から199円60銭台を付けるなどクロス円は円買いが優勢。
MINKABUPRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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