英総選挙、英中銀の来月の据え置きの理由に=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルは1.27ドル割れを試す展開が見られている。前日の英消費者物価指数(CPI)が、サービスを中心に予想以上にインフレの粘着性を示したことから、英中銀の6月利下げの期待に黄色信号が点灯している。
そのような中、前日にスナク英首相が総選挙を想定よりもかなり早い7月4日に実施すると表明したことで、英中銀が来月の政策委員会(MPC)で金利を据え置く理由がさらに増えたとの見方が出ている。英中銀は政府から独立した存在だが、利下げ決定が政治的に利用されることは避けたいはずだという。総選挙後の8月開始の理由に十分なるという。
GBP/USD 1.2709 GBP/JPY 199.50 EUR/GBP 0.8513
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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