ユーロドル、1.08ドル台半ばで小動き 6月利下げを確実視もその先は未知数=NY為替
きょうのユーロドルは1.08ドル台半ばの小動きに終始している。次の手掛かりを探している状況で、方向感のない展開が続いている。強い上値抵抗が観測されている1.09ドル付近には慎重な雰囲気だが、下げる気配もなく1.08ドル台での底堅い推移が続いている。
本日はECB理事のレーン・フィンランド中銀総裁の発言が伝わっていたが、インフレと賃金の伸び鈍化が6月に利下げを実施する強いケースになると述べていた。
市場も6月利下げを確実視しているが、その先のヒントを探っている。しかし、レーン総裁は現在の傾向が続くかを見極めたい姿勢を強調するに留まり「われわれはどのような金利の道筋も事前にコミットしない」と述べていた。レーン総裁はまた、FRBの動向はECBの決定を左右するものではないとのコメントも繰り返していた。
EUR/USD 1.0842 EUR/JPY 169.70 EUR/GBP 0.8508
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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