日本国債の利回り上昇も円は軟調 ドル円は157円と155.30円が意識=NY為替
きょうのドル円はNY時間に入って買い戻しが優勢となっており156円台を回復。ドル買いがやや優勢になっている一方、円安の動きも根強く、対ドルのみならず、ユーロやポンドといった対クロスでも円が軟調に推移している。
日本国債の利回りは上昇しており、2年物および10年物の利回りは10年ぶりの高水準まで上昇。先週発表の1-3月期の日本のGDPはマイナス成長だったものの、市場は4-6月期の回復を見込んでいるとの指摘が一部から出ている。日本国債に対する米国債の10年と20年のイールドプレミアムも過去2週間で縮小しており、ドル円の弱気反転の可能性を裏付けている
ただ、ドル円は底堅い推移を続けている。テクニカル分析ではドル円は中期的な上昇トレンドが継続する可能性があるとの指摘も出ており、短期的には157円ちょうどおよび155.30円の2つの重要なレベルが意識されるという。
USD/JPY 156.11 EUR/JPY 169.56
GBP/JPY 198.32 AUD/JPY 104.16
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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