ドル円は154円台半ばでの推移が続く 財務相会合待ちも=NY為替
その後、ドル円は154円台半ばでの推移が続いている。本日の米国債利回りは上げを一服させているものの、ドル円はしっかりと下値をサポートされている。米株式市場が本日も伸び悩む展開を見せており、為替市場ではややリスク回避のドル買いの動きが見られているものの、大きな動きは出ていない。
前日はパウエルFRB議長の講演が行われていたが、FRBの利下げ期待が後退しており、年内はあっても1回の利下げがコンセンサスとなりつつあるようだ。1-3月の力強い米国のインフレや雇用の数字を受けて、市場も年初の米利下げ期待をだいぶ後退させている。
きょうからワシントンでG20とG7の財務相・中央銀行総裁会議が開催される。歴史的な円安水準が続く中で、為替に関する協議も予想され、過度な変動への対応を各国が容認すれば、介入実施の可能性も高まりそうだ。その辺について何らかの声明が出るようであれば反応が見られるかもしれない。
USD/JPY 154.70 EUR/JPY 164.54
GBP/JPY 192.73 AUD/JPY 99.34
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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