【本日の見通し】円安傾向継続か
【本日の見通し】円安傾向継続か
ドル円は156円台に乗せてきた。昨日の市場では東京午後から円債利回りが上昇。2年及び10年国債利回りが約10年ぶりの水準を付けているにもかかわらず、円買いの勢いが出てこない。4月末から5月初めにかけての介入を受けた需給の歪みなどが、ドル高円安の継続につながっている。
今日も円安傾向が継続か。ドル円は156円台後半を意識する展開。一気の上昇が見られると介入警戒感が広がるが、ゆっくりしたドル高円安が進むと、介入が入りにくくなるだけに、じっくりしたドル高円安が見込まれる。
ユーロドルは1.0900手前の売りが上値を抑えている。6月のECBによる利下げ開始は織り込みが進んでおり、ここからの売り材料にはなりにくいものの、上値を抑える影響はありそう。今日も1.08台での推移が中心か。
ユーロ円は円安傾向もあって節目の170円を意識する展開となっている。高値警戒感があるものの、下がると買いが出る流れ。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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