ドル円一時153円台割れ、週末を前にポジション調整の動き 海外時間に介入の可能性を指摘する声も
ドル円一時153円台割れ、週末を前にポジション調整の動き 海外時間に介入の可能性を指摘する声も
米CPIに続きPPIも強い内容だった。PPI前年比は+2.1%と予想をやや下回ったものの前回の+1.6%から伸びが加速した。CPIとPPIを受け米利下げ開始予想が6月から9月に後ずれしている。きょうは4月の米ミシガン大学消費者信頼感(速報値)が発表される。前回からやや低下することが予想されているが、予想外に上昇した場合、6月利下げ予想は消滅する可能性も。ボストン連銀総裁は米経済が強ければ利下げの回数は減る可能性があると述べた。
きょうの東京時間は特に目立った材料はなく、週末を前にポジション調整の動きが広がっている。鈴木財務相はきょうも朝から円安を牽制する発言をした一方で「円安にはプラスとマイナスの両面がある」とも述べた。ドル円は153.20円台から一時152.97円付近まで下落したが、すぐに153円台を回復している。ドル主導なため介入はしにくいものの、週末の欧米時間で円買い介入を実施する可能性を指摘する声も聞かれる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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