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【これからの見通し】明日からのイースター休暇を控えて動きにくい状況、米当局者のタカ派発言の影響は来週以降か

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【これからの見通し】明日からのイースター休暇を控えて動きにくい状況、米当局者のタカ派発言の影響は来週以降か

 今週のドル相場は、先週まで上昇してきた高値圏での揉み合いとなっている。直近の米インフレ指標の下げ渋りを受けて、ボスティック・アトランタ連銀総裁、ウォラーFRB理事などからは、年内の利下げ回数の見通しを減少させる発言が相次いだ。一方で、欧州ではいち早くスイス中銀が利下げを実施、ECBについても6月利下げ開始の見通しが優勢になっている。英中銀は賃金動向をまだ確認する必要がありそうだが、市場では利下げ開始を前倒しする動きがみられている。相対的にドルが買われやすい環境となっているようだ。

 ただ、あすの聖金曜日、週明けのイースターマンデーなどイースター休暇があることから、海外市場では取引が閑散となりそうだ。米債利回りなどの手掛かりにも欠けることから、ドル高が進行するのかどうかは、来週月曜日のNY市場取引再開からとなりそうだ。

 ドル円は円相場の影響を色濃く受けている。一連の日銀の決定に市場は円売りを進めており、昨日は政府・日銀の三者会合が緊急開催される事態となった。ドル円相場が152円に届く目前まで買われたタイミングだった。神田財務官からの強い円安けん制、介入可能性の示唆などで円買いの反応がみられた。ただ、151円台は維持しており、市場では売買が交錯。にらみ合い状態となっている。週末の一部報道などで円相場が振れることもあるため、イースター休暇の薄商いのなかで151円台の推移でも安心はできないだろう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ小売売上高(2月)ドイツ雇用統計(3月)英実質GDP(確報値)(2023年 第4四半期)英経常収支(2023年 第4四半期)KOFスイス先行指数(3月)南ア生産者物価指数(2月)南ア貿易収支(2月)ブラジル雇用統計(2月)米実質GDP(確報値)(2023年 第4四半期)米新規失業保険申請件数(03/17 - 03/23)米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(3月)米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(3月)米中古住宅販売成約指数(2月)など。

 発言イベント関連では、パネッタECB理事の講演、ビルロワドガロー仏中銀総裁の会議出席などが予定されている。グッドフライデー前日で米債券市場は短縮取引となる。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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