週末を前に落ち着いた動き続く=NY為替概況
週末を前に落ち着いた動き続く=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は151円台前半での推移となった。東京市場で一時151.86円を付け、昨日の年初来高値を更新。ただ、2022年10月、2023年11月と二度上値を抑えた152円手前のドル売りを崩せず、ロンドン市場では151.01円までドル売り円買いとなった。
その後の反発局面で米国市場に入り、下値しっかり感が続いたものの151円台半ばからのドル買いには慎重姿勢が見られた。週末前ということに加え、めだった米指標がなく、要人発言も見られなかったことで、様子見ムードが広がっていた。
ユーロドルは東京からロンドン午前にかけて売りが広がり、1.0868から1.0800台を付けていた。その後の戻りが1.0830前後にとどまったことで、米国市場でも舌を試す動きが見られたが1.0802までにとどまった。ほぼ安値圏で引けており、上値の重さが意識されているが、動き自体は慎重なものとなっていた。
ユーロ円もユーロドル同様に東京からロンドン午前の下げが目立ち、164円82銭から163円60銭台を付けた。その後164円台を一時回復も、164円台での買いに慎重で163円49銭を付けている。163円68銭とドル円の上昇で安値から少し買いが入ったが、比較的ユーロ安圏で引けている。
ポンドドルはユーロドル同様に東京昼前に1.2675からロンドン市場で1.2575まで下げた。米国市場午前に1.2620台まで回復も、戻りが鈍く1.2590前後を付けるなど、上値の重さが見られた。
ポンド円は東京市場の192.24円からロンドン市場で190.50円前後まで下げた。NY市場は安値圏揉み合い。191.39円を付ける場面も続かずとなったが191円80銭台が重くなっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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