今日、明日の日銀会合にらむも、流れは円安方向、株高など支え=東京為替概況
今日、明日の日銀会合にらむも、流れは円安方向、株高など支え=東京為替概況
ドル円は先週末に149円台まで上昇した流れが継続。株高の動きもあり、午前に149円33銭までと先週末の水準を超えて上昇した。
今日、明日の日銀金融政策決定会合ではマイナス金利の解除がほぼ確実視されている。YCCの撤廃、ETFの買い入れ停止なども併せて発表される可能性がある。一方で、国債買い入れ額の告知などを行うことで緩和姿勢を維持する姿勢をはっきりと示すと見られている。
マイナス解除後も緩和姿勢が続くと見られることから、円売りの動きが継続。さらに日本株にもプラスの影響との見方から朝から日経平均が大幅高となった。午後に入っても株高が続き、1000円を超える上昇となっている。
ドル円は先週末終値に近い149円00銭台でスタートした後、いったん調整から148円90銭台を付けるも、株高などを好感して149円33銭まで上昇。いったんは米債利回り低下から上昇分を打ち消し、朝の安値を割り込んで148円91銭を付けた。午後に入っても株高が続く中、円安の動きとなり149円10銭台まで上昇した。
ユーロドルは朝からレンジ取引。1.08台後半での推移。14ポイントの狭いレンジとなっている。
ユーロ円などクロス円はドル円同様に朝に上昇後いったん調整、その後やや上昇という流れ。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。