フォックス・ファクトリーが決算受け大幅安 予想下回るガイダンスを示す＝米国株個別

（NY時間10:40）（日本時間00:40）
フォックス・ファクトリー＜FOXF＞　46.14（-18.84　-28.99%）
　
　自動車や自転車などの部品を手掛けるフォックス・ファクトリー＜FOXF＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益、ＥＢＩＴＤＡが予想を大きく下回った。ガイダンスも公表し、第１四半期、通期とも予想を下回る見通しを示している。

　自転車関連ブランドのスペシャリティ・スポーツ・グループ（ＳＳＧ）の不振が影響した。デニソンＣＥＯは「昨年度の売上は上半期を境に悪化した。上半期は概ね計画通りで進んだが、後半、特にレイバーデーの後、ＳＳＧの在庫処分やその他のマクロ的な逆風が大きく影響した」と述べた。

　今年度については、製品ロードマップが２５年度の売上高２０億ドル達成という長期目標を支えている。しかし、目標を達成できるかどうかは、コントロールできない幾つかの要因に左右されるとも注意を促した。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.48ドル（予想：0.83ドル）
・売上高：3.32億ドル（予想：3.26億ドル）
・EBITDA（調整後）：3880万ドル（予想：6070万ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.17～0.27ドル（予想：1.15ドル）
・売上高：3.15～3.50億ドル（予想：4.26億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：2.30～2.60ドル（予想：4.79ドル）
・売上高：15.3～16.8億ドル（予想：17.4億ドル）

【企業概要】
　自転車・サイドバイサイドビークル・オフロード機能を備えたオンロード車両・オフロード車両等で使用される製品・システムの設計・製造し、世界の大手サイクリングや電動車両のOEMメーカー向け、及びディーラーや販売店向けに販売する。主にサスペンション製品を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美