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【これからの見通し】ドル売り一服となるか、FRB理事が利下げに慎重姿勢で

為替 

【これからの見通し】ドル売り一服となるか、FRB理事が利下げに慎重姿勢で

 昨日のマーケットは世界的に株高の動きが広がった。米半導体大手エヌヴィディアの好決算を受けてIT関連株主導で買われた。日経平均が34年ぶりの史上最高値を更新したほか、中国株も連騰、欧州株では独DAX指数と仏CAC指数が連日の最高値更新となった。そして、昨日の米株式市場ではダウ平均が3万9000ドル台に乗せて最高値を更新した。24時間、世界中も株式市場が活況を呈していた。

 そのなかで為替市場は脇役に回った格好。ドル相場は下に往って来いと方向感に欠けた。しかし、きょうの日本時間午前9時台に報じられたウォラーFRB理事のタカ派発言が波紋を広げそうだ。ウォラー理事は、1月の米消費者物価指数が強かったことを受けて「1月CPIはインフレ押し上げか警告かのいずれか」「少なくともあと2カ月はインフレデータを確認する必要」「利下げ開始の数カ月の先延ばしは大きな影響与えないだろう」などと述べた。依然として年内の利下げを想定も、大いなる緊急性はみられず、としていた。これを受けて、市場では5月利下げ開始観測を取り下げるエコノミストらの動きも報じられていた。

 2月に入ってからドル指数は低下傾向を示しているが、昨日は200日線を下回ると反発した経緯もあり、今後も下げ渋る可能性がありそうだ。

 本日この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ実質GDP(確報値)(第4四半期)、ドイツIfo景況感指数(2月)など欧州関連に絞られている。主要な米経済指標発表に欠けており、ウォラー理事発言の影響が尾を引く可能性を想定しておきたい。

 発言にベント関連では、欧州、ロンドン時間にグリーン英中銀委員、デコス・スペイン中銀総裁、シュレーゲル・スイス中銀副総裁、シュナーベルECB理事、ナーゲル独連銀総裁などの講演イベントが予定されている。また、ECB消費者インフレ期待が発表される。

 まずは、ユーロの動向、続いてドル高の動きがどの程度みられるかなどをチェックしておきたい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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