朝の円高から、ドル高に転換=東京為替概況
朝の円高から、ドル高に転換=東京為替概況
朝は円高が進行。ドル円は147円60銭前後から147円19銭を付けた。朝に発表された日銀金融政策決定会合(22日、23日開催分)主な意見において、「政策修正の要件満たされつつある」との表現があり、マイナス金利解除が近いとの思惑が広がったことが円買いを誘った。
ドル円の下げ一服後はドルが反転。日銀主な意見発表前の水準を超えて、午後に147円82銭を付けている。ドルは昼前にかけてほぼ全面高となっており、ユーロドルが朝の1.0850近くから昼前に1.0816まで、ポンドドルが1.2700前後での推移から1.2673まで下げるなどの動きを見せた。
きっかけの一つが豪ドルの対ドルでの売りで、9時半発表の豪消費者物価指数が第4四半期、12月月次ともに市場予想を下回る伸びに留まり、早期の利下げ開始期待が広がる形で豪ドル売りドル買いを誘った。
午後に入ると全般に落ち着いた動き、ユーロドル、ポンドドルなどは安値圏での推移、昼前の安値を割り込まず、上値も重いという展開。ドル円は昼過ぎに高値を付けたが、すぐに調整が入って147円台後半でもみ合いと高値圏で推移。
0.6590台で豪CPIの発表を迎え0.6559まで下げた豪ドルドルも安値圏もみ合い。0.6560台を中心とした推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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