マイクロソフトのオープンAIへの投資 EUも合併規則の審査対象になるか検討=米国株個別
(NY時間09:47)(日本時間23:47)
マイクロソフト<MSFT> 371.60(-3.09 -0.82%)
欧州委員会はマイクロソフト<MSFT>によるオープンAIへの130億ドルの投資が、EUの合併規則の審査対象になるか検討していることを公表した。必要な条件に達していることが判明されれば、EU当局はこの取引を認めるべきかについて、正式な調査を開始する可能性がある。EUの動きは英競争市場庁による同様の措置に続くもの。
マイクロソフトはオープンAIへの総額130億ドルにのぼる投資によってかなりの利益を得ている。オープンAIの製品を自社の中核事業のほぼ隅々にまで統合することで、大手IT企業の中でもAIにおけるリーダーとしての地位を確立している。ライバルのアルファベット<GOOG>傘下のグーグルは追いつこうと競争している状況。
EUの反トラスト法執行機関も生成的AIと仮想世界(VR)の分野で発生する可能性のある競争上の問題についての意見募集を発表した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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