円売り優勢、明日の日銀会合にらむ動きか=ロンドン為替概況
円売り優勢、明日の日銀会合にらむ動きか=ロンドン為替概況
ドル円は142円台前半での推移から142円80銭台に上昇した。東京朝から午後にかけて低下していた米債利回りが下げ止まり、ドル売りの流れが一服。明日の日銀会合結果発表を前に直近の円高進行で積み上がった円買いポジションの調整などもあり、円売りとなった。
明日日銀会合については海外勢を中心にマイナス金利解除に向けた地ならしがあるとの思惑が広がっていたが、本邦勢からマイナス金利解除に向けた示唆があるのは1月の会合で、その後3月もしはく4月に解除という見方を示していることが海外にも広がり、円売りが入りやすい地合いとなっていた。
クロス円も軒並みの円売り。ユーロ円は東京市場午前の155円を挟んでの推移から、東京午後に入ってじりじりと上昇。ロンドン市場に入って155円90銭台まで上値を伸ばしている。
ユーロドルは先週末のユーロ売りに対する調整が入り、東京市場からじり高。ロンドン市場午前に1.0930前後まで上値を伸ばした。ドイツIfo景況感指数の弱い結果もあり、その後は少し調整が入り1.0900台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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