ドル円は147円台まで下げ拡大=NY為替序盤
きょうもドル円は戻り売りが続いており、147円台まで下げ幅を拡大している。東京時間には一時147円台前半まで下落する場面も見られた。状況に変化はなく、基本的に感謝祭ウィークのムードではあるが、その中でドル円はこれまでのロングポジションの解消が続いているようだ。
FRBの利上げサイクル終了と来年の利下げ期待の台頭によるドル売りの動きがドル円を圧迫。また、これまでのような円売りの圧力もなく、ドル円は下押しされている状況。
目先は146円台半ばに100日線が来ており、その下の146円台前半には7月からの上昇波のフィボナッチ38.2%戻しの水準が来ている。それらを視野に入れそうな気配が出ている状況。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。また、同時刻に10月の米中古住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で391万件と5カ月連続の減少が見込まれている。
*NYカットでのオプション期限
21日(火)
現行付近にはなし
22日(水)
147.75 (11.5億ドル)
23日(木)
149.00 (13.8億ドル)
*米中古住宅販売件数(10月)0:00
予想 391万件 前回 396万件
USD/JPY 147.61
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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