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FX/為替「ドル/円、米指標に一喜一憂 151円挟みの動き継続」 外為どっとコム トゥデイ 2023年11月17日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年11月17日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼16日(木)の為替相場
(1):本邦貿易収支 再び赤字へ転換
(2):豪雇用統計は堅調な結果
(3):新規失業保険申請件数が増加
(4):米鉱工業生産は悪化
(5):原油が大幅に下落
(6):クックFRB理事 発言

▼16日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:151.00円を挟んだ値動きが続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

16日(木)の為替相場


期間:16日(木)午前7時10分~17日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦貿易収支 再び赤字へ転換

日本10月貿易収支は6625億円の赤字と、再び赤字に転換。ただ、赤字額は市場予想(7313億円)より少なかった。輸出が前年比+1.6%だった一方、輸入は-12.5%だった。

(2):豪雇用統計は堅調な結果

豪10月雇用統計は、失業率が予想通りに3.7%に上昇(前回3.6%)した一方、新規雇用者数は5.50万人増と市場予想(2.40万人増)を上回り、増加幅は前回(0.78万人)から拡大した。労働参加率は過去最高に並ぶ67.0%に上昇した(予想、前回ともに66.8%)。豪ドル/円は一時買いが優勢となったが、前日に付けた年初来高値の98.58円前後を目前に失速。日本株が下落に転じたほか、豪10月雇用統計は12月の追加利上げ期待を高めるほどの強い結果ではないとの見方から豪長期金利が低下したことなどが豪ドルの重しになった。

(3):新規失業保険申請件数が増加

米新規失業保険申請件数は23.1万件と市場予想(22.0万件)を上回り約3カ月ぶりの水準に増加。米労働需給が緩和したとの見方から米長期金利が低下するとドル売りが強まった。米金利先物市場で連邦準備制度理事会(FRB)が来年3月に利下げを開始するとの織り込みが30%を超えて上昇する中、ドル/円は151円台を割り込んで下落した。

(4):米鉱工業生産は悪化

米10月鉱工業生産は前月比-0.6%と予想(-0.4%)を超える落ち込みとなった。同設備稼働率も78.9%に低下した(予想79.4%、前回79.5%)。

(5):原油が大幅に下落

世界的な景気減速による需要の後退を懸念して原油価格が下落。NY原油(WTI)は7月以来、4カ月ぶりに1バレル=73ドル台を割り込んだ。これを受けて豪ドル/円は97.25円前後まで下落。他のクロス円も前日までの上昇の反動で軟化した。

(6):クックFRB理事 発言

クックFRB理事は「時間差を伴う金融引き締めの全面的な影響を見極めようとする中で、中小企業(の借り入れコスト上昇)と住宅セクター(の需要鈍化)、低・中所得者層の(貯蓄減少)動向が、今後のより広範なストレスを示唆する警告となり得るかどうかについて検討している」との見解を示した。

16日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:151.00円を挟んだ値動きが続きそう

昨日のドル/円は150円台へと反落。米新規失業保険申請件数の増加を受けて米長期金利が低下すると、一時150.28円前後まで下落した。高値は東京市場で付けた151.43円前後。終値は前日比-0.4%の150.73円前後だった。14日の米10月消費者物価指数(CPI)以降、ドル/円は米経済指標に一喜一憂する形で150円台と151円台を往来している。
昨日は、このところ上昇が続いていたユーロ/円などのクロス円も下落しており、海外勢が来週の感謝祭休暇を前に持ち高を落とし始めた可能性がある。クロス円の調整が続くようならドル/円の上値を抑えることになりそうだ。
他方で、来年3月の利下げ開始を織り込み始めた米金利市場の動きはやや行き過ぎに見える。米長期金利が揺り戻し的に持ち直せばドル/円の下値を支えるだろう。なお、NY市場では米10月住宅着工件数が発表される。ドル/円は本日も、クロス円と米長期金利の動向を睨みつつ151.00円を挟んだ値動きが続きそうだ。

注目の経済指標:米住宅着工件数

注目のイベント:ラガルドECB総裁講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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