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FX/為替「ドル/円、一転150円台に反落 米小売売上高に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2023年11月15日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年11月15日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼14日(火)の為替相場
(1):英雇用統計を受けてポンド買い
(2):独ZEW 7ヶ月ぶりにプラスへ浮上
(3):予想を下回る米CPI

▼14日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:150円台を維持できるか/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

14日(火)の為替相場


期間:14日(火)午前7時10分~15日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英雇用統計を受けてポンド買い

英10月失業率は4.0%と9月から横ばいで、同新規失業保険申請件数は1.78万件(9月0.90万件)だった。国際労働機関(ILO)基準の英7-9月失業率は4.2%(予想、前回ともに4.3%)。同週平均賃金(除賞与)は前年比+7.7%だった(予想+7.7%、前回+7.9%)。

(2):独ZEW 7ヶ月ぶりにプラスへ浮上

独11月ZEW景気期待指数は9.8と市場予想(5.0)を上回り、7カ月ぶりのプラスに転じた。ZEW(欧州経済センター)は「ドイツ経済が底入れしたとの印象を裏付けるものだ」との見解を示した。ユーロ圏11月ZEW景気期待指数も13.8と、9カ月ぶりの水準に上昇した。同時に発表されたユーロ圏7-9月期域内総生産(GDP)・改定値は前期比-0.1%で、速報値から修正はなかった。

(3):予想を下回る米CPI

米10月消費者物価指数(CPI)は前月比±0.0%、前年比+3.2%といずれも予想(+0.1%、+3.3%)を下回った。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+4.0%と予想(+4.1%)を下回り、2021年9月以来の低い伸びとなった。これを受けて米長期金利が急低下するとドル/円は151円台を割り込んで下落した。一方、クロス円はドル売りを受けたストレートドルの上昇と債券利回りの低下を好感した米株高を背景に堅調。ユーロ/円がその後163.82円前後まで上伸して2008年8月以来の高値を付けたほか、ポンド/円は2015年11月以来の高値となる188.29円前後を付けた。

14日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:150円台を維持できるか

昨日のドル/円は米10月消費者物価指数(CPI)の鈍化を受けて大幅安。米10月CPIは前年比+3.2%と前月の+3.7%から鈍化した。食品とエネルギーを除いたコアCPIも+4.0%と2021年9月以来の低い伸びとなった。これを受けて米債利回りが大幅に低下するとドル売りが活発化。ドル/円は151円台後半から150.15円前後まで約1.5円下落した。市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げはすでに終了したと見て、次の一手は利下げになるとの観測を強めている。金融政策に敏感な米2年債利回りは5.03%付近から4.83%付近へと急低下した。
そうした中で、本日は米10月小売売上高が発表される。クリスマス商戦の出足を占う重要なデータとなるだけに市場の注目度は高い。10月のクレジットカードの使用状況などから、消費の減速を見込む声は少なくない。仮に市場予想を下回る弱い結果となれば一段のドル安を誘発することになりそうだ。もっとも、米金利先物市場は昨日の米10月CPIを受けて、すでに来年3-4回の利下げを織り込んでいる。もし米10月小売売上高が堅調なら、利下げ観測が後退する形でドルの反発につながる公算が大きい。ドル/円が150円台を維持できるかは米10月小売売上高の結果次第と言えそうだ。

注目の経済指標:米小売売上高

注目のイベント:米金融当局者講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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