ドル円は下げ渋り、午後は150.40台で落ち着いた動き=東京為替概況
ドル円は下げ渋り、午後は150.40台で落ち着いた動き=東京為替概況
東京午後のドル円は下げ渋り、150.40台を中心に落ち着いた動きとなった。前日の海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通り政策金利の据え置きが決定された。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「これまでの進展を考慮し、FOMCは慎重に進んでいる」「(利上げ)サイクルの終わりに近づいている」と発言したことから、次回12月会合の追加利上げ観測が後退し、ドル売りが優勢となった。東京市場に入ってもドル安の流れが継続し、151円ちょうど付近から一時150.15付近まで大きく下落。米10年債利回りが一時4.70%台まで低下したこともドル売りを誘った。
午後は米10年債利回りの低下が一服したことから下げ渋り、150.40台まで買い戻された。その後は戻りが鈍く、東京終盤は150.40台で落ち着いた動きが続いた。
ドル円以外のドルストレートはドル全面安。ユーロドルは一時1.0602付近まで上昇したあとは、1.0600前後で小動き。ポンドドルは1.2196付近まで上昇したあとは伸び悩みをみせた。
ユーロ円は、ドル円同様に午前に159円ちょうど付近まで下げたあと、159.40台まで戻している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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