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FX/為替「ドル/円、150円目前 ドル先高観と円買い介入警戒感が交錯」 外為どっとコム トゥデイ 2023年10月3日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年10月3日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼2日(月)の為替相場
(1):日銀短観 大企業DIが改善
(2):日銀 追加の国債買入れオペ実施を通知
(3):日経平均がマイナス転
(4):米ISM製造業景況指数 10カ月振りの水準に上昇
(5):マンMPC委員 タカ派発言

▼2日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:150円手前で伸び悩む展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

2日(月)の為替相場


期間:2日(月)午前7時00分~3日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀短観 大企業DIが改善

日銀短観は大企業・製造業DIが9となり、市場予想(6)および前回(5)を上回った。大企業・非製造業でも27と前回(23)から改善が見られた。事業計画の前提となる想定為替レート(全規模・全産業)は2023年度通期で1ドル=135.75円と、前回の132.43円から3円あまり円安方向に修正された。

(2):日銀 追加の国債買入れオペ実施を通知

日銀は残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペを4日に追加で実施すると通知。長期金利が10年ぶりに0.775%前後へ上昇したことを受けて金利の上昇を抑制する姿勢を示した。

(3):日経平均がマイナス転

前週末に米議会が来年度のつなぎ予算案を可決したことを好感して一時は500円超上昇していた日経平均株価が引けにかけて下げに転じた。リスクオンで売りが先行していた円を買い戻す動きがクロス円を中心に見られた。

(4):米ISM製造業景況指数 10カ月振りの水準に上昇

米9月ISM製造業景況指数は49.0と市場予想(47.9)を上回り昨年11月以来の水準に上昇。好不況の分岐点とされる50.0に近付いた。個別指数ではインフレ動向にかかわる「仕入価格」が低下した一方、「雇用」や「新規受注」が上昇した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「インフレ率を時宜にかなって目標の2%に戻すには、さらなる利上げが必要になる可能性が高いとの予想を変えていない」「エネルギー価格の高騰により、ここ数カ月におけるインフレ抑制に向けた進展の一部が損なわれるリスクがくすぶっている」などと述べた。

(5):マンMPC委員 タカ派発言

英中銀(BOE)のマン金融政策委員会(MPC)委員は、8月に公表されたBOEの予測は2021年12月以降の利上げの効果を過大評価していると指摘。「(BOEの)予測では、私が可能性が高いと考えるものとは根本的に異なるストーリーが長期にわたり語られてきた」とし、「私のストーリーは、内需がより底堅く、物価上昇圧力がより持続するというもので、より制約的な金融政策スタンスが必要になる」と発言した。

2日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:150円手前で伸び悩む展開

昨日のドル/円はほぼ1年ぶりに149.87円前後まで続伸。米政府機関の閉鎖が回避されたことや米9月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことで米長期金利が上昇する中、ドル買い・円売りが優勢だった。
なお、米10年債利回りはNY市場で16年ぶりに4.70%前後まで上昇。東京市場では本邦長期金利が10年ぶりに0.775%前後まで上昇したことも話題となったが、米長期金利の上昇には追い付けず日米金利差はむしろ拡大している。もっとも、日米金利差が拡大した割にはドル高・円安のペースは緩やかだ。
市場には、節目の150円を突破すれば政府・日銀が1年ぶりに円買い介入に踏み切る可能性があるとの警戒感がくすぶっている。介入の現場で指揮を執る神田財務官が、先月20日の円安けん制発言を最後に沈黙を守っているのも不気味ではある。
本日も、東京市場では介入警戒感を重しに150円手前で伸び悩む展開が見込まれる。仮に150円を突破して続伸するなら海外市場でということになりそうだ。NY市場で発表される米8月JOLT求人件数の結果に注目したい。

注目の経済指標:米JOLTS求人件数

注目のイベント:米アトランタ連銀総裁講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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