【本日の見通し】ドル高継続か、調整強まるか、微妙な情勢
【本日の見通し】ドル高継続か、調整強まるか、微妙な情勢
金曜日の海外市場でドル円は147円87銭までと先週4度目となる147円80銭台を付ける動きとなった。わずかに高値を更新したものの週末を前に148円手前の売りを崩す勢いはなく、上値を抑えられたが、ほぼ高値圏で引けておりドル高円安基調が継続している。今週は13日発表の米消費者物価指数をにらむ展開が見込まれる。指標発表まではドル高基調の継続が期待された。
しかし、週末に米著名Fedウォッチャーのニック氏が9月の利上げ一時休止と、今後について必要かどうかを厳しく検討とツイート、さらに植田日銀総裁が読売新聞とのインタビューでマイナス金利の解除の可能性に言及したことで、一気にドル売り円買いが進んでいる。
このままドル円の調整が強まるか、ドル高基調に復するかが微妙な情勢。148円手前の売りに上値を抑えられたことで、一服感が出ており、目先は上値の重い展開が見込まれる。どこまでの調整が入るかがポイントとなる。
今週のECB理事会で利上げか据え置きかの見通しが分かれるユーロは、対ドルで一時調整が入る場面が見られたが、その後ユーロ高分を解消し1.0700前後での推移で週の取引を終えた。下値トライにやや慎重姿勢が見られるものの、上値は重い。
ECB理事会での見通しは利上げが35%程度、据え置きが65%程度とそれなりに分かれており、発表までは比較的慎重な動きが見込まれる。
ユーロ円はドル円の上昇に支えられる展開となった。こちらも植田発言で円高となっており、不安定な動きが見込まれる。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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