一時137円25銭まで、その後は買い戻し=東京為替概況
一時137円25銭まで、その後は買い戻し=東京為替概況
13日に発表された6月の米生産者物価指数が前年比+0.1%と市場予想を下回る伸びに留まり、12日の米CPI同様に物価の鈍化が意識される結果となったことで、昨日の海外市場でドル円は138円を一時割り込む動きを見せた。138円00銭台で今朝を迎えると、再び大台を割り込み、ストップロス注文を巻き込んで137円25銭までと大きくドル売り円買いが進み5月以来の水準を付ける展開となった。
安値を付けた後、昼にかけて買い戻しが広がり、137円60銭台を回復したが、午後に入っても円買いの動きがやや優勢となり、137円30銭台を付ける場面がら見られた。その後ロンドン勢の本格参加を前に買い戻しが広がり、137円80銭台まで上昇してきたが、昨日海外市場の安値を下回った水準での推移であり、ドル安円高の意識が継続している。
昨日1.1220台までの上昇とドル全面安の流れに支えられて上値をトライしたユーロドル。朝方1.1214まで調整が入る場面が見られたが、その後昼にかけて1.1243までユーロ買いドル売りが見られた。ドル円の買い戻しに合わせたユーロ円の買いなどがユーロドルの支えとなった。
その後再び売りが強まり1.1220割れを付けている。
ユーロ円は午前のドル円の下げに155円ちょうど前後での推移から154円10銭台まで下落。その後は買い戻しが入っている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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