【これからの見通し】週明けは材料欠く、米市場は奴隷解放記念日のため休場 調整主導か
【これからの見通し】週明けは材料欠く、米市場は奴隷解放記念日のため休場 調整主導か
週明けは新規材料に欠けている。米中外相会談では7時間半に及ぶ話し合いとなったが、目立った成果は報じられていない。ただ、物別れとはならず、ブリンケン米国務長官と中国の習主席との会談の機会を探るなど、前向きな面はあったようだ。一方、中国関連では週末のECセールが冴えなかったことが報じられており、週明けの上海株や香港株が下落している。市場全般の調整の動きにつながるのか、このあとの欧州株動向をチェックしたいところだ。
今週は水・木曜日にパウエルFRB議長の半期に一度の議会証言が実施される。インフレ抑制姿勢が繰り返されることが見込まれる。また、木曜日には英中銀、スイス中銀、トルコ中銀などの金融政策発表が集中する。市場ではいずれも利上げが想定されている。円相場にとっては各国との金利差拡大観測から円売り圧力が継続する可能性が指摘される。
ただ、注意したいのが金曜日の日本の全国消費者物価指数(5月)だ。現時点の予想では生鮮食品・エネルギーなどを除く、いわゆるコアコア指数が前年比+4.2%と前回の4.1%から一段と上昇する見込みになっている。根強いインフレ上昇が市場に印象付けられるようだと、海外勢を中心に日銀政策修正の対する思惑が再燃する可能性も留意したい。
きょうは米国が奴隷解放記念日(ジューンティーンス)祝日のため株式・債券市場は休場となる。経済指標の発表予定は、香港失業率(5月)、カナダ鉱工業製品価格(5月)、米NAHB住宅市場指数(6月)など比較的注目度の低い指標群に限られる。一方、発言関連はECB当局者らの予定が多め。シムカス・リトアニア中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、シュナーベルECB理事、ビルロワドガロー仏中銀総裁、デギンドスECB副総裁などの講演やイベント参加が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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