ドルが一段高も、新規材料待ちや明日のイースター控えて値動きは次第に鈍る=ロンドン為替概況
ドルが一段高も、新規材料待ちや明日のイースター控えて値動きは次第に鈍る=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドルが一段高となっている。東京午前に報じられたトランプ演説では、従来以上の対イラン強硬姿勢が示された。市場は中東紛争の早期終結期待が剥落し、有事のドル買いが再燃している。ロンドン市場でもドルは一段と買われ、ドル円は159円台後半へと上昇。ユーロドルは1.15台前半、ポンドドルは1.32台割れへと下落している。ただ、東京午前のような急激な値動きにはなっていない。欧州株や米株先物・時間外取引は大幅安だが、足元ではやや売りの矛先が鈍ってきている。そのなかで、中東有事のバロメーターとなっているNY原油先物は108ドル台へと高値を着実に伸ばしてきている。あすは欧米諸国がイースター休暇となる。市場流動性が細る前に短期ポジションに調整が入る可能性も指摘されよう。
ドル円は159円台後半での取引。東京朝方に158.55付近まで売られたあとは、買い一色となっている。日本時間午前10時から始まったトランプ演説ではこれまで以上の対イラン強硬姿勢が示された。市場では中東紛争の早期終結期待が広がっていただけに、ショックは大きく原油相場が急伸した。ドル円は159円台前半まで有事のドル買いが強まった。ロンドン市場では再び原油が高値追いとなり、ドルも一段高。ドル円は159.70台へと高値を伸ばしている。
ユーロドルは1.15台前半での取引。東京午前の1.1606付近を高値に売られている。トランプ演説を受けて1.15台半ばへと急落したあとも、着実に下値を広げている。ロンドン市場では1.1510付近へと一段安。ユーロ円は振幅。183.50付近から184.15付近までのレンジで売買が交錯し、足元では前日NY終値を下回る183.80付近で推移している。対ポンドではユーロ買いが優勢。
ポンドドルは1.31台後半での取引。東京午前の1.3320付近を高値に、その後は売り圧力が継続している。足元では安値を1.3180台へ広げてきている。ポンド円は軟調。東京早朝の211.35付近を高値に、ロンドン朝方には210.35付近まで安値を広げた。ロンドン時間には買戻しも入っているが、足元では210.50付近と再び上値が重くなっている。ユーロポンドは0.8706付近から0.8734付近へと上昇しており、ユーロ買い・ポンド売りの流れとなっている。ただ、連日の上下動となっており、大局的な方向性は希薄。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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