ドル円は142.50円付近を目先の上値メドとして注目=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は上げが一服しているものの、141円台後半と本日高値圏での推移が続いている。この日の日銀決定会合を受けて円安が加速する中、ドル円は上値追いが続いている格好。
今週のFOMCでFRBは利上げを一時停止したものの、年内にあと2回の追加利上げの可能性を示唆した。パウエル議長は今回の措置はあくまで利上げサイクルの停止ではなく、利上げペースを緩やかにするために措置であることを強調している。日銀とは対照的に予想よりはタカ派な雰囲気が強かく、日米の金融格差の拡大観測がドル円を押し上げている。
今週のドル円は1.7%上昇し、今年累計でも8.1%上昇している。更なる上値追いも期待できそうな雰囲気になっているが、142.50円付近が目先の上値メドとして意識される。昨年10月下旬から今年1月中旬までの下降波のフィボナッチ61.8%戻しが来ている。50%戻しの水準はすでに突破しており、その場合、61.8%の水準まで到達することも少なくない。
142.50円を上抜けると、150円が視野に入るとの指摘もあるが、昨年のように150円を目指す展開になると見ている向きは少ない。FRBはもう1、2回の利上げを実施するかもしれないが、利上げサイクルの終焉が見えている中で、ドル円が金融政策格差を材料に積極的に上値を追うにはインセンティブに乏しい。株高などリスク選好が強まれば、円安がドル円を押し上げるシナリオも考えられるが、現状からはそこまでの雰囲気はない。
USD/JPY 141.83 EUR/USD 1.0942 GBP/USD 1.2834
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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