【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円 「安全資産」としての側面を意識
【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円 「安全資産」としての側面を意識
先週から昨日までのまとめ
前週のスイスフラン円は、週初めの円買いによる急落後、スイスフランの「安全資産」としての側面が意識され、底堅く推移した。
円買いと介入警戒: 年度末にかけた円の買い戻しや、日本当局による為替介入への警戒感から、4月1日には一時197円台まで円高が進行した。
スイスフランの堅調さ: スイス国立銀行(SNB)の政策スタンスに対する市場の再評価に加え、地政学リスクや欧州の不透明感から、避難先としてスイスフランが選好されやすい環境が続いた。
キャリートレードの再開: 年度末を過ぎ、投資家が再び高金利通貨への投資を活発化させたことで、急速な買い戻しが進んだ。
3月30日の高値201.57円から下落し、4月1日には安値197.74円を記録。その後、週末にかけて200円台を回復し、4月6日終値は200.16円となった。
テクニカル分析
レジスタンス1:200.50(直近の戻り高値・心理的節目)
レジスタンス2:201.57(前週高値・重要突破ポイント)
サポート1:199.10(4/6の安値圏・押し目)
サポート2:197.74(前週安値・生命線)
RSI (14時間足):
直近の数値は34.76。4/7にかけての小幅な調整により、指数上は売られすぎ圏に近い。これは、現在の価格が底堅い中で、再浮上のエネルギーを蓄えている状態とも解釈できる。
MACD
MACD値は0.0769、シグナル値は0.1076。デッドクロスが発生しているが、MACD自体はプラス圏を維持している。モメンタムの鈍化は見られるが、トレンドの崩壊には至っていない。
短期的にはリバウンド継続。中長期的には依然として強い上昇トレンドを維持しているが、直近の乱高下により「高値圏での警戒感」が強まっている。
今週のポイント:
【メインシナリオ】200円台維持と高値圏での保ち合い
スイスフランの根強い需要に支えられ、200円台を維持。上値の重さを確認しつつも、底堅い推移を想定する。
想定レンジ:198.50 - 201.50
根拠: 200円台の定着には時間がかかるものの、198円台のサポートは強固である。
【対抗シナリオ】円全面高によるレンジ下抜け
日本の通貨当局による実弾介入の実施や、予想を上回る日銀のタカ派姿勢が示された場合。
想定レンジ:196.00 - 200.50
根拠: 197.74円(前週安値)を割り込んだ場合、売りが加速し196円台までの下落が視野に入る。
今週の主な予定と結果
スイス
04/08 16:00 雇用統計 (3月) 予想 3.1% 前回 3.2% (失業率(季調前))
04/08 16:00 雇用統計 (3月) 予想 3.0% 前回 3.0% (失業率(季調済))
執筆者 : MINKABU PRESS
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