【通貨別まとめと見通し】ポンド円 ポンド独自の底堅さみられる
【通貨別まとめと見通し】ポンド円 ポンド独自の底堅さみられる
先週から昨日までのまとめ
前週のポンド円は、ユーロ円と同様に週初めに円買いの波に飲まれ急落したが、その後はポンド独自の底強さを見せて反発した。
英経済の底堅さ: 英国の経済指標(サービス業PMI等)が市場予想を上回り、イングランド銀行(BoE)による利下げ開始が他の主要中央銀行よりも遅れるとの観測がポンドを支えた。
円買い戻しと介入への警戒: 3月末のレパトリ(本国投資収益の還流)や日本当局による実弾介入への強い警戒感から、一時210円を割り込む場面があったが、値ごろ感からの買いも入りやすかった。
週初めの高値212.90円付近から、3月31日には安値209.63円まで3円以上急落した。しかし、210円割れでのサポートが強く機能し、4月6日終値は211.42円まで値を戻した。
テクニカル分析
レジスタンス1:212.90(3/30高値・戻りの目途)
レジスタンス2:214.00(心理的節目)
サポート1:210.30(4/2付近の安値、下値目途)
サポート2:209.63(3/31安値・重要防衛ライン)
RSI (14時間足):
直近の数値は40.18。過熱感はなく、中立からやや弱気寄りの水準。反発の余地はあるが、50を上抜けるまでは慎重な見極めが必要である。
MACD
MACD値は0.10、シグナル値は0.11。シグナル線とほぼ重なっており、トレンドの方向性を模索している段階。ゼロライン付近でのクロスを待つ局面である。
中長期的には上昇トレンドにあるが、短期的には調整含みのレンジ。213円台を回復して定着できるかどうかが、上昇トレンド再開の試金石となる。
今週のポイント:
【メインシナリオ】底堅い推移と戻り売り攻防
BoEのタカ派スタンス期待が根強く、円安基調も継続するなかで、211円〜212円台での推移を想定する。
想定レンジ:210.50 - 213.50
根拠: 210円前半のサポートが強固。一方で、213円近辺には戻り売り圧力が存在し、上値を抑える要因となる。
【対抗シナリオ】介入報道等による急落
実弾介入の実施や、日銀の追加利上げを示唆する強い発言が出た場合、リスクオフの円買いが加速する。
想定レンジ:208.50 - 212.00
根拠: 前週安値(209.63)を明確に割り込むと、ストップロスを巻き込み208円台まで押し下げられる可能性がある。
今週の主な予定と結果
英国
04/07 17:30 サービス業PMI(購買担当者景気指数・確報値) (3月) 予想 51.2 前回 51.2
04/08 17:30 建設業PMI(購買担当者景気指数) (3月) 予想 44.0 前回 44.5
04/09 08:01 RICS住宅価格指数 (3月) 予想 -16.0% 前回 -12.0%
執筆者 : MINKABU PRESS
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