トランプ演説を受けて一気にドル高=東京為替概況
トランプ演説を受けて一気にドル高=東京為替概況
午前10時(現地米国東部時間午後9時)にトランプ大統領が対イラン軍事作戦(オペレーション・エピック・フューリー:Operation Epic Fury)について演説を行った。
「主要な戦略目標はほぼ達成」「イランでの任務の完了が目前に迫っている」など早期終結を示唆する発言が見られた一方、「今後2-3週間、これまで以上に激しい攻撃を加える。彼らを本来ふさわしい場所、石器時代へ戻してやる」、合意に至らない場合は「イラン国内のすべての発電所や石油輸出拠点を同時に、かつ徹底的に叩く」など攻撃激化の方針も示した。市場では今回の演説が紛争終結に向けた前向きなものになるとの期待があっただけに、演説を受けてリスク警戒感が一気に強まった。演説前に97ドル台を付けていたNY原油先物が104ドル台へ急騰するなど、ドル高・原油高が進行した。
ドル円は朝方の158.50-70円レンジから一気に上昇し、午前中に159.48円を付けた。午後はドル高・円安圏での推移となった。
ユーロドルは朝方の1.1590ドル前後での推移から、トランプ演説開始直後に1.1606ドルを付ける場面もあったが、すぐにドル買いが強まり1.1540ドル台へ急落した。NY原油先物が演説後に急騰した後も堅調な動きを続け、午後に106ドル台を付けるなどドル高・原油高が継続したことで、1.1515ドルまで値を下げている。
ポンドドルも朝方の1.3300-10ドルを中心とした推移から、演説開始直後に1.3320ドルを付けたものの、すぐにポンド安・ドル高に転じ1.3250ドル割れまで急落。その後もポンド売り・ドル買いが続き、午後に1.3202ドルを付けた。
ドル主導の展開でクロス円はやや不安定な動き。ユーロ円は朝方の183.80-184.05円をコアとした推移から、昼前に184.11円を付けたが買いは続かず。午後に入って対ドルでのユーロ売りが強まると183.50円前後まで値を下げた。ポンド円も午後に入ってポンド安・円高が優勢となり、210.90円前後から210.35円を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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