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ドル買い圧力継続も円買いは一服、欧州株の下げ渋りとともに ドル円一時140円回復=ロンドン為替概況

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ドル買い圧力継続も円買いは一服、欧州株の下げ渋りとともに ドル円一時140円回復=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買い圧力が継続も、円買いの動きは一服している。中国PMIの弱含みを受けてリスク回避の動きが広がり、ロンドン朝方まではドル高・円高の流れが広がった。ドル円は一時139.32近辺まで安値を広げた。しかし、ロンドン時間に入るとドル全面高となるなかでドル円も反発。足元では140.06近辺まで高値を伸ばす場面があった。欧州株は売られているものの、次第に下げ幅を縮小しており、悲観的なムードはやや落ち着いている。フランス消費者物価指数が予想以上の鈍化を示したことで、ECBの追加利上げ観測の矛先がやや鈍ったことが影響した面も指摘される。ユーロドルは1.07台を下回っており、序盤には1.0659近辺まで下落。その後は1.06台後半で下げ一服。ユーロ円は149円台半ばを割り込むと一時148.86近辺に安値を更新、その後はドル円の反発とともに149.50付近まで買い戻されている。ただ、米債利回りが低下するなかでのドル買いとなっており、リスク警戒圧力は根強い。ポンドドルは1.23台半ば、豪ドル/ドルは0.64台後半の安値圏で底這い状態となっている。一連のECBメンバーの発言では、インフレの根強さに対応が必要であることを示しつつも、経済にショックを与えないようなやり方を模索していることが示されていた。

 ドル円は139円台後半での取引。東京午後にはリスク回避の動きが強まり139.80付近から一時139.32近辺まで下落した。ロンドン時間に入るとドルが全面高となるなかで反発の動きを強め、140.06近辺まで高値を伸ばしている。足元では140円を再び割り込んでいる。米10年債利回りは3.68%台から3.64%付近まで低下、欧州株はマイナス圏での推移が続いており、リスク警戒の状況は続いている。

 ユーロドルは1.06台後半での取引。東京市場から売られ続けている。東京午後からロンドン序盤にかけては1.07台割れから1.0659近辺まで安値を広げた。その後は下げ渋りも1.06台後半での取引にとどまっている。ユーロ円は東京朝方の150円付近からロンドン序盤にかけては148.86近辺まで下押しされた。欧州株の下げ渋りとともに149.50付近まで反発している。ユーロポンドは東京市場で軟調だったが、ロンドン時間は下げ一服。リスク回避圧力は残っているものの、フランス消費者物価指数が予想以上の鈍化を示したことが、ECBの追加利上げ観測の矛先を鈍らせている。また、ECBは高インフレ対応で利上げを続けたことが金融システムの脆弱性につながっている点を指摘した。

 ポンドドルは1.23台後半での取引。東京午前につけた1.2426近辺を高値にその後は売りの流れが続いている。ロンドン序盤には1.2348近辺まで安値を広げた。その後の下げ渋りは限定的。ポンド円は東京午前に173.65近辺まで買われたあとは、売りが強まった。ロンドン朝方には172.53近辺の安値をつけた。その後はロンドン時間に入ると下げ一服となり、173円台に一時乗せている。ユーロポンドは東京市場で0.8650付近から0.8630付近へと軟化。ロンドン時間には下げ一服し0.8630-40での揉み合いとなっている。足元で原油相場が一段と下落しているが、ポンド売り反応は特段みられていない。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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