【これからの見通し】クリスマスイブで欧米市場は短縮取引、休むも相場
【これからの見通し】クリスマスイブで欧米市場は短縮取引、休むも相場
本日12月24日はクリスマスイブだ。欧米市場は短縮取引となる。明日のクリスマスほどではないが、年間で最も市場流動性が細るタイミングとなる。海外勢は基本的に様子見姿勢を強めるものと想定されよう。
流動性が少ない相場では、フローやニュースに対する反応が大きくなりがちとなる。しかし、追随者は少なく、値動きに持続性は保たれないことが多い点に注意したい。ユーロやポンドなどは独自の材料に欠けることから、特に対ドルでは模様眺めとなりそうだ。
一方、円相場は比較的ボラティリティーが高い相場展開が続いている。日銀の利上げに円高で反応せず、むしろ円安が進行したことで、片山財務相が従来よりも強い内容で円安けん制を行った。円キャリー取引により円安圧力と、介入警戒感の円高圧力が交錯する展開となっており、短期的な値動きは神経質なものとなりそうだ。あす25日には植田日銀総裁が経団連で講演を行う予定で、相場変動材料として注意したい。
この後の海外市場では、米MBA住宅ローン申請指数(12/13 - 12/19)、米新規失業保険申請件数(12/14 - 12/20)などの発表が予定されている。新規失業保険申請件数は22.4万件と前回並みの水準が予想されている。イベント系では、米週間石油在庫統計の発表と米7年債入札(440億ドル)の実施が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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